Category Archives : Knowledge Science


CatchyAccount:金額の知覚的解釈を促す家計簿

家計簿は収支の現状を把握し,将来への計画を立てるための「思考の道具」となるべきである.インタラクション2012では,日常の入力作業によって,自然に収支状況を振り返り,ユーザに多くの気づきを与える家計簿のインタラクションデザインについて述べた.また,高額支出の一部を過去や未来に仮想的に移動させること(積み立て・ローン)によってやりくりし,安定的な収支管理を行うための支出分散機能の提案を行った.

中村美惠子,宮下芳明,家計簿を「思考の道具」とするインタラクションデザイン,インタラクション2012論文DVD, pp.325-330, 2012.

WISS2011では,より収支の実感を得るための,金額の入力手法についての提案を行った.

中村美惠子,宮下芳明,金額を実感する入力手法の提案,WISS2011,第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ論文集,pp.176-178,2011.

HCI145では,家計簿をつける真の目的について検討を行いながら,そのためのインタラクションデザインについて検討を行った.提案システムと表計算ツールのインタフェースとの比較実験についても述べた.

本研究では,金額を図形の面積で表示することにより,その大きさやそれぞれの関係を実感するためのシステムの提案を行った.面積一定のまま図形を変形する機能の他に,タイムラインによる表示や実際の貨幣イメージのAR 表示によって貨幣価値を実感するためのインタフェースの検討を行った.

中村美惠子,宮下芳明,CatchyAccount2:金額の知覚的解釈による家計簿,第10回NICOGRAPH春季大会,CD-ROM予稿集,pp192-193,2011.

We propose a new household accounting system for realistically sensing expendtures.
Mieko Nakamura,Homei Miyashita.CatchyAccount: A System for Acquiring a Realistic Sense of Expenditures,ACM Augmented Human International Conference 2011, 2011.


時空間の近接性にとらわれない学会のデザイン

本稿では,WISS2010 での試み,AugmentedHuman2011 で行われたオンライン会議,そして当研究室で試みたhomeINTERACTION の試みについての議論をもとに,オンラインメディアの発達に伴って「学会」の形態がどのように変わってゆくべきかを考察した.学会に参加する人たちがどのような行動・経験を重要視しているか集約し,これらの行動が学会という場の構成要素の母体であると考えた.まず各学会やイベント等においてオンライン/オフラインでどのような試みがなされてきたかをまとめた.次に学会における参加者の行動を整理する実験について報告し,最後に,こうした議論材料をもとに,オンラインでの学会がどのような形態をとってゆくべきかを考察している.

宮下芳明, 太田佳敬. 時空間の近接性にとらわれない学会のデザイン, 情報処理学会研究報告, Vol.2011-HCI-143 No.7, 2011.


知覚的解釈を促すノートツール

本稿では図形や色などの視覚的な情報が知覚的に解釈されることを利用し,後から見返した時でも印象に残る講義ノートを作成できるノートツールの開発を行った.講義ノートはノートPC でとることが多いため,操作が煩雑となるポインティングデバイスを使用することなく,キーボード操作のみでテキストの入力とその装飾まで行えるようにした.そのために,テキストボックスの自動生成機能と装飾コマンド実行のための「どつき実行」機能を実装した.

  • 中村美恵子, 宮下芳明. 知覚的解釈を促すノートツール, 情報処理学会研究報告, Vol.2010-HCI-139 No.12, pp.1-6, 2010.
  • 中村美惠子,宮下芳明,CatchyMemo2:記憶定着を促すメモ帳,ISS2010,WISSChallenge,2010.