文字認識「する側」と「される側」を歩み寄らせるインタフェース

インタラクション2008 インタラクティブ発表

篠原祐樹, 宮下芳明. 文字認識「する側」と「される側」を歩み寄らせるインタフェース, インタラクション2008論文集, 2008

HCI研究会 128

篠原祐樹, 宮下芳明. 文字認識における「歩み寄りインタフェース」の試作と検証, 情処研報2008-HCI-128/2008-MUS-75,Vol.2008, No.50, 2008.

「い」と「り」など根本的に文字の形状が似ているため,文字認識の過程においてコンピュータが苦労する場合があり認識率はどこかで頭打ちとなってしまう.そこで,コンピュータが人間に合わせきれない部分だけ人間が譲歩する......こうした「歩み寄り」こそが必要であるという考えのもと,文字認識のプロセスにおいてコンピュータと人間が相互に歩み寄り,お互いの負担が少ないかたちでコンセンサスを得るため,コンピュータが認識に苦する文字について,認識されやすいように人間側が書きぐせを修正していくシステムを提案する.